動画配信システム「viaPlatz」を実際にご利用いただいている企業様に、
導入のきっかけや「viaPlatz」の特徴、運用方法などについてお話を伺いました。
今回は、電気通信及び情報通信等に関する事業等を行う株式会社エヌ・ティ・ティ エムイー様と
通信機器の保守やメンテナンスを行う株式会社NTT東日本—南関東様の事例をご紹介いたします。
我々の部署では、主に社内研修の企画と立案、そして実際の研修までを行っています。日々研修の受講効果の向上を図っており、反転学習による知識の事前付与、ICTによる学習機会の最大化により、議論や実習が中心の実践的な研修スタイルを目指してきました。今回、その一環として、学習機会の最大化と自学自習の推進を目的に、より実作業イメージを理解しやすくするため、映像コンテンツ(動画)を利用する学習ツールを導入することにしました。
ええ。これまでは、自学自習の推進に向け、映像コンテンツとしてDVDを配布していましたが、DVDの場合、映像制作後にメディアに書き込みをする時間がかかりますし、各事業所の社員から研修用の動画を見たいと連絡をもらっても、それからDVDを配送するので実際に手元に届くまでに1週間ほどかかることもありました。制作の手間、そして社員が動画を閲覧するまでのタイムロスの発生により、思うように研修の効果をあげることができていない、という課題がありました。
当社の場合、セキュリティの関係上、DVDを閲覧できるパソコンの数に限りがあります。誰かがそのパソコンを使用していると、その間は他の人が動画を閲覧できない状況となってしまい、見る側としても不自由だという問題が解決できずにいました。
映像プラットフォームの市場調査を進める中で、NTTアイティ社の「viaPlatz」を知りました。映像編集ができるという点が魅力的で、ユーザー認証機能やIPアドレスによるアクセス制限をし、サーバへの不正侵入を阻止するIPS(Intrusion Prevention System)を有しているのでセキュリティ面も安心でした。マルチデバイスに対応しているので、時間と場所を選ばずに閲覧できる利便性の高さも惹かれるポイントでした。
6ヵ月ほどかけて社内で検討を行い、社内セキュリティやネットワークの帯域の調整をしました。その後のテストで約2ヶ月、計8ヶ月ほどで導入に至りました。「viaPlatz」を利用している他の企業さんの場合も、導入までの期間は同じぐらいと聞いています。
いえ、特に不安に思うことはありませんでした。もちろん細かな疑問点はありましたが、登録に関するサポートやシステムの機能概要、運用マニュアルの解説など、懇切丁寧にサポートしていただきましたのでスムーズに導入することができました。
苦労というわけではないのですが、両社合わせると2,000件程度のアカウントを登録する必要があり、それを一件ずつ登録していくのは非常に手間も時間もかかることが懸念としてありました。そのため、NTTアイティ社に相談したところ、CSVで管理することをご提案いただき、カスタマイズを施していただきました。実際に運用している中で、アカウントの利用制限を変更することは頻繁にありますので、このCSV管理機能には重宝しています。
社内のイントラサイトにマニュアルを掲載したぐらいです。導入をしてからすでに1年ほど経過していますが、利用方法に関する問い合わせはこれまでに1件もありませんね。
まず運用する側としては、映像を制作する工程は以前と同じですが、DVDの作成と配送という、管理の部分が非常に楽になり、管理に掛かっていた人件費や経費の削減に効果が出ています。DVDの紛失というリスクもなくなったことも大きいですね。
「viaPlatz」を導入してからは、依頼者から登録情報をメールでいただければ、運用側でユーザー登録を行うだけで動画を閲覧できるようになりましたので、見る側のストレスも減ったと思います。
社内からは「好きな時間に自学自習できる」「後輩へのスキル継承に役立った」という声が聞こえています。これまで研修を行う際は、各事業所から一ヵ所に集まっていたのですが、今では動画を閲覧しながら各事業所内で二次研修を行えるようになったので、非常にいい効果が出ていると感じています。もっと動画を増やして欲しいという要望も来ていて、我々にとっては嬉しい悲鳴です。
資格試験の勉強用の動画も配信しており、「viaPlatz」の導入後、その合格率が上がっているのでパフォーマンス向上に結びついていると感じています。
非常に使いやすいと感じています。映像編集については、NTTアイティ社から簡単なレクチャーを受けただけで、特別に知識がなくても、簡単に動画を作ることができるぐらいです。
ただ、コメント機能については使いこなせておりません。機能的に使いづらいというのではなく、当社としてまだ有効活用できていないという状況です。コメントを残すことができるのは非常にいい機能だと思うので、しっかり活用していきたいと思っています。
機能面もサポートも不満はありませんので、いままでどおり引き続き運用サポートをお願いしたいと思います。